【そう遠くない未来に、吸血鬼(おまえたち)は滅ぶ。】 ――聞いたことはありませんか? 吸血鬼に呪いを振り撒くという、機械仕掛けの魔導書(グリモワール)のお話を。いま“ヴァニタスの書”に導かれて、物語の歯車は廻り始める…。「19世紀パリ×吸血鬼×スチームパンク」をテーマに、「PandoraHearts」の望月淳が紡ぐ、呪いと救いの吸血鬼譚、開幕。 (C)2016 Jun Mochizuki【さあ行きますよ、魔女の居城へ――。】 ヴァニタスとノエが追っていた“ジェヴォーダンの獣”事件。その中心にはダプシェ家という貴族の存在があった。「吸血鬼になってしまった娘を、人間に戻す」悲壮な願いはやがて、“獣”の産声へと変わる――。人間と吸血鬼のバディが織りなすスチームパンクファンタジー、復讐の途を辿る第6巻。 (C)2019 Jun Mochizuki