二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)、15歳。
中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。
痴漢を蹴りで撃退する強き女、あこがれの先輩、宮路真春(みやじ・まはる)、
同じ一年生で剣道経験者の八十村将子(やそむら・しょうこ)と長身が悩みの紺野さくら(こんの・さくら)…旭と仲間達
“なぎなたガールズ”の強く!楽しく!!美しい!!!物語が始まる--“またね”。9年半の連載、堂々完結!!
インターハイ団体決勝・VS.熊本東戦、
1勝2敗1分け、本数3対4――
ギリギリつないだ大将戦、旭は因縁の相手・島田との対決へ!!
「私でも、あんなふうになれますか…?」
かつて強き女・真春に憧れ、薙刀部へ入部した少女は
会場中・日本中が固唾を飲んで見守る、第1コートの中央に立つ。
小さくても、弱くても、才能がないと断罪されても
傷ついても、うまくいかなくても、人より歩みが遅くても。
眩しいほどのひたむきさ。
周囲を掻き乱すほどの貪欲さ。
“野心”を胸にただ走り抜けてきた彼女が
身体と心以外何も持ち込めないコートの中、
目の前の相手と真っ直ぐに向い合う――!!
ここから見えるのは、
歩んできた道程と、これからも続いていく道程。
9年半に及ぶ連載、遂にグランドフィナーレ。
強くなりたいと願うあなたへ贈る。
堂々完結、34集!!