兵頭舞は中学時代、周りからひどいイジメを受けていた。だが彼女は決して涙を見せず、イジメに屈することもなかった。そして中学を卒業し、自分で自分の責任がとれる年齢になったと自覚した舞は、固い決意を胸に秘めて立ち上がる。その決意とは、今は瓦解してしまった亡き父の組・関東兵頭組を再興させることだ。同じ頃、哲と呼ばれる酔いどれが街をふらついていた。彼はかつて関東兵頭組を背負う凄腕の極道だったが、今ではすっかり落ちぶれて、誰にも相手にされなくなっていた。そんな哲と、舞は久しぶりに再会する(第1話)。丸岡と水津の対立に巻き込まれた舞たち兵頭組。舞たちが不法就労のフィリピン人女性グループを匿っているという弱みに付け込み、哲也に水津の命(タマ)を取るよう依頼する丸岡。その期限はたったの2日…! 一緒に行くという舞を振り切り、たった一人で敵地に向かう哲也だが…(第19話)。